ネクライトーキーのアルバム「ONE!」の良さを説くだけの記事
今回は最近よく聴いているCDについて語ろうと思います。それがネクライトーキーというバンドの「ONE!」というCDです。
ネクライトーキーは2017年結成の4人組バンドです。Voのもっささん、Gtの朝日廉さん、Baの藤田彩さん、Drのカズマ・タケイさんの4人です。そしてライブやミュージックビデオではKeyでナカムラアヤカさんがサポートで参加しています。
もともとGtの朝日さんとBaの藤田さんは「コンテンポラリーな生活」というバンドを組んでいて(現在も継続中。)Drのカズマ・タケイさんは「コンテンポラリーな生活」のサポートドラマーでもあります。
そんなネクライトーキーのYouTubeのチャンネル登録者は3万8000人で1番再生されているMV、「オシャレ大作戦」の再生回数は240万回です。(2019年2月現在)
2017年結成なのに勢いすごいです!ノットミーハーの僕にも届くのも納得。そのネクライトーキーが満を持して発売した1st Full Albumが「ONE!」というわけです。
こういったジャケットのCDです!
(著作権の関係でamazonアソシエイトリンクを貼ってあります。ご了承ください。)
ちなみに僕はiTunesでダウンロードして音楽を聴いています。今回もしっかりiTunesでダウンロードしてたくさん聴いた上での感想です。ここからの内容は完全に僕の主観ですので、もしかしたら気分を害される方がいらっしゃるかもしれません。いちリスナーのたわごとだと思って読んでいただけたら幸いです。
ついでにAppleMusicのなどストリーミングを僕が利用していない理由を書いたブログをこちらに貼らせていただきます。もし興味があれば読んでいただけると嬉しいです!
僕とネクライトーキーとの出会い
いきなり中学生の作文みたいなタイトルです。「僕とネクライトーキーの出会い。」
僕がネクライトーキーを知ったのはMVが関連動画に出てきたからです。
けっこう前から「オシャレ大作戦のMVがやたら関連動画に出てくるなー」と思っていました。それこそbonobosの曲やクラムボンの曲を聴いているときにもです。でも僕は「どうせ派手なことやって若者のウケを狙うだけのバンドなんでしょ?」って思って動画はクリックせずにいました。捻くれています。でも頑なに見ませんでした。頑なに、です。
しかし深夜にうとうとしながらYouTubeをみていたとき、間違えてクリックしてしまったのです。「オシャレ大作戦」を。思いました。
「確かに派手なことやってるけど、ここまで狙いずくで派手なことやられたらなすすべなし。全部考え尽くされてる感じがスゴイ。他の曲も聴きたい」
正直コミックバンド寄りのバンドだと思っていたわけです。見てもいないのに勝手な思い込みです。しかし、ちゃんとロック。むしろロック。MVの構成、楽曲、歌詞、全てに考えが行き届いていて、考えて考えぬいた「作品」なのでした。ふっつーに3回ぐらい連続で見ました。
そして次に聴いたのが当時最新のMV「こんがらがった」です。
はいもうすいませんでした。僕の負けです。テクニカルな曲入りからノリノリのサビから、すべて最高です。特に0:23のドラムのフィルともっささんの動きがあっているところ、もう15回以上は見ました。その後ずっと頭から抜けなくなって、鼻歌を歌ってしまう病にかかってしまいました。
そしてネクライトーキーについて調べると、アルバムを一枚出しているではありませんか。そのまま購入に至った訳です。
「ONE」のおすすめソング
さてここからはネタバレ要素を含みます。もしMVを見て気に入った人は「ONE」を購入して聴いてから再度読みに来ることをオススメします。え、もう来ないって?はい。
(視聴用にiTunesのリンクを置かせていただきます。)
M-1 レイニーレイニー
まずはアルバムの1曲目の「レイニーレイニー」です。約2分という相当短い曲ですが、ネクライトーキーらしさを十分に詰め込んだ曲です。Voもっささんの声の特徴的な感じとかキーボードのケロケロした音色とか、ドラムの多めな手数とか。
このアルバムを通して聴いて思ったのは「曲によってもっささんの声が違って聴こえる」ということです。クセの強めな感じに聞こえる曲もあれば、割とすんなり聴きやすい曲もあります。この曲はかなりクセが強めに出ていて「もっささんと言えばこの声!」となること間違えナシです。
あとは、ドラムがサビまでは4分音符が多めでノリのいい感じ、サビは8分音符がグッと際立っていて歌をしっかり支えている感じがしました。
M-2 こんがらがった!
さて、2曲目は「こんがらがった」です。これは「オシャレ大作戦」の次に見たMVの曲です。イントロの入りからテクニカル。ドラムフレーズが爆裂しています。Aメロなんてギター、ベース、ドラム、キーボードが別々な動きをしているのにうまーく絡まっていてしっかり歌詞が入ってくる。「シティライト」を「シティライツ」、「トラフィックライト」を「トラフィックライツ」と歌うのも狙いすぎである。好きである。
サビはギター、ベース、ドラム共にいわゆるサビっぽい安定感のある演奏だが、唯一キーボードだけは16分音符でシンコペーションしている。またこの音色が目立ちすぎなくていやらしくないのである。ダンサンブルな雰囲気を後押ししているのかもしれません。
2サビ後の浮遊感あるCメロで印象がガラッと変わる。いままでハッチャケていた曲だが、急に真面目な雰囲気にバシッと締まる。クラスでいつも明るい女の子が泣いているのを見てしまった感じがしてドキッとする。
しかしそんな雰囲気も8小節で終わる。
裏切られた気分です。やられた。泣いてたあの子が実は嘘泣きで、戸惑う僕の反応を見て楽しんでいた、みたいな気分です。何言ってんだろう。
結局そのまま最後まで駆け抜けてしまうのです。もう一回あのCメロを聴きにもどってしまうのです。 結局何回も聴いてしまうのです。
M-6 オシャレ大作戦
さて、この曲がネクライトーキーを好きになってしまったきっかけです。ただこの曲、たぶんMVとCDとではバージョンが違います。ボーカルの感じが特に違うのです。マスタリングをし直しただけかなとも思ったのですが、1番Aメロ「高校生から」の歌い方が、MVだと裏声なのに対してCDだと地声で乗り切っています。
で、MVに比べてCDの方がかなり骨太な感じになっています。他の曲とのバランスを考えてでしょう。狙ってなのかはわかりませんが、MVの方は映像ありきだからライトに聴けるほうが何回も聴きやすいし、音源の方はイヤホンで聴くことが多いので迫力あっていいなと思っています。
でも1サビ後の「ドラムス カズマ・タケイ」はMVバージョンの方が好きです。僕の好みの問題です。異論は認めます。
これってナンバーガールの「ドラムス アヒト・イナザワ」から来ているんですかね?「だけじゃないBABY」の歌詞にもナンバーガールって言葉が出てくるし。
M-7 がっかりされたくないな
さてこの「がっかりされたくないな」がCDを買ってみて一番意外に思った曲です。曲によってもっささんの声の感じが違って聴こえると書きましたが、この曲が僕的に結構別人かってくらいに違って聴こえるのです。
曲調の問題があっさり爽やかなテイストだからかもしれませんが、クセが少なく聴こえます。あくまで部分部分ですが、Aメロ歌い出しとかBメロがそう聴こえます。もしかしたら他の曲に比べてキーが低いからそう聴こえるのかもしれません。
真ん中超えたくらいにこのテンション感な曲が入ってくると個人的に好きなんですよね。さわやかに聴ける曲で明るい曲。でもアコギもエレキも結構派手なことやってたりします。そんじょそこらのバンドとは1味違います。
M-9 ゆうな
もっとクセが少なく聴こえているのがこの「ゆうな」です。きっとこれはスローな曲だから声の特徴よりも歌詞がより染み入ってくるようにしているんじゃないかなと思っています。
でもこのテンポ感で4分未満。あんまり長いバラードが得意ではない僕的には、本当にちょうど良いところで終わるんです。というかこのCDは12曲も入っているのにトータル尺が43分って相当短いんです。さらっと12曲聴けるので一気に一枚のアルバムを聴きたい時にもオススメできます。
ちなみに他の僕の好きな洋楽のCDは14曲でトータル尺61分でした。道理でリピートで聴いても最初の曲に戻ってこないわけだ。
M-11 明日にだって
そしてオススメ最後の一曲。「明日にだって」です。 シンセサイザーが多かったネクライトーキーですがこの曲はピアノが多用されています。アップテンポで爽やかで青春をイメージしてしまいます。青春とは言っても「あの頃に聴いていた曲」感があるのです。高校生の頃に教室で聴いていた感じがするのです。そんなわけないのに!
ドラムのひたすらタイトなプレイが気持ちいいです。2Aのピアノとドラムとボーカルだけになるところの8ビートの安心感たるや。こういうのが一番難しいんですよね〜。最高。
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まとめ
他にもおすすめな曲はたくさんありますが、とりあえずネクライトーキーの「ONE!」の好きなところをたくさん書いてみました。これからもたくさん聴くし、また新たな発見があったら随時更新したいと思います!ネクライトーキーはメンバーに個性があって、それぞれの得意がしっかり輝いているバンドだと思います。ぜひライブに行って実際に見てみたいです。
音楽リスナーだけではなく、ミュージシャンにも愛されるべきバンドだと思っています。アイデアが面白いのです。なんて書いているうちにももっささんの魅力に、ネクライトーキーの魅力にまた胸が熱くなってきました。サイコー!ロック!ワンツー!